きみはぽらりす

思い入れはこれから作る

双眼鏡をアップグレードしてみた

 

 

私はお手軽タイプの双眼鏡を1つ持っている。2年半前、キスマイの新春イベントが横浜アリーナで行われた際、当日に思い立ち5000円程度で購入したものだ。それから、舞台であろうとドームであろうとこの超軽量お手軽双眼鏡でありとあらゆる現場をしのいでいた。

 

しかし、2016年秋にJUMPの横アリ公演に入った際、ついに気づいてしまったのだ。

 

この双眼鏡では、暗転の中My Girlを待機しているありやまが見えない。

 

これはゆゆしき問題である。スポットライトの外側への探求心は常日頃から持ち合わせていたはずなのに、なんで今の今まで気づかなかったのか。かくして「暗闇でハイタッチを交わすありやまが見られる」レベルの双眼鏡を購入することを決心した。

 

双眼鏡と言えばジャニヲタ。ジャニヲタと言えば双眼鏡。私はジャニヲタパイセンの双眼鏡ブログを読み漁り、双眼鏡購入に関する知識とモチベーションを高めていった。双眼鏡のスペックで大切なのは、倍率、明るさ、見える範囲、手ブレの軽減、重量、このあたりだと思う。ここに頻度や用途や好みを加えて考慮してみた。

 

倍率:私の参戦現場は主にドームクラスが多い。ここはやはり10倍はほしいところ。

明るさ:倍率よりなにより重要視したのが明るさ。明るいとピントが合うのも早いとのこと。

見える範囲:もちろん大事だが、優先度は上記2つに比べるとやや低め。

手ブレ:防振に勝るものなし。しかしお値段・倍率・明るさのバランスを考えると…

重量:首がもげるほど重たいのは困る。

予算:2万円程度

 

ある程度自分の理想の双眼鏡像がまとまったところで、いざ電気屋へ。一人で試していても良し悪しがわからないので、すぐに店員さんに相談してみた。2店舗回ったのだが、どちらの店舗でもだいたい同じようなことを教えてくれた。

ドームなら10倍をすすめること。あまり重すぎるものはおすすめできない。私の予算であれば十分明るく見えるものが買えること。

そこで、私は当初から候補に入れていた10倍でそこそこ明るく重量もさほど気にならないものを購入することにした。しかし、いざお会計という時になって、店員のおじさんが「奥の手」を出してきた。

「本当はこれが1番おすすめなんだけど…予算も重量もオーバーだと思うし…」申し訳なさそうにしながらもおじさんはうやうやしくその双眼鏡を差し出した。 

あふれる商魂は否めないが、ありやまのハイタッチを見たい心につけこまれた私(いやおじさんはそんなことなど知らない)は、半信半疑ながらもその双眼鏡を試すことにした。しかし明るい店内ではもはや判断がつかない。そこでおじさんは私にその双眼鏡を持って外に出ようと誘ってくれた。ありがたい。双眼鏡とおじさんを携えた私は店の外に出て、遠くのビルの文字を読んでみた。

 

くっ、これは…スバラシイ。

 

明るさが他のものとは桁違いである。「○○銀行」の文字が昼間のようにはっきりと見える。ためしに当初購入予定だった双眼鏡でものぞいてみたが、そこは現実の夜の世界だった。これだ、これしかない。

重量と予算の面でかなりオーバーではあるが、「防振よりは重くない」「何回もコンサートで使用することを思えばコスパもよし」とおめでたい自己都合で判断し、購入に至った。

 

そして迎えたコンサート当日、天井席1列目しかも着ブロという双眼鏡を試すには最高の環境である。

期待を込めてのぞいてみると…まつ毛is邪魔。

幸先の悪いことを言って申し訳ないが、まつ毛で視界が黒く狭まってしまうのを回避するのに非常に時間がかかった。慣れてくるとすっとキレイに見えるようになったのだが、2、3分は絶望の中必死でのぞき方を調整することになった。

 

いよいよまつ毛もおさまるところにおさまり、はやる気持ちを抑えピントを合わせてみると…

 

最高じゃん。

 

買ってよかった!!!!!2秒で確証を得た。まつ毛もむしりとらなくてよかった。とにかく明るい、はっきり見える。どのくらい見えるかというと、

 

「下手バクステ寄り天井席から、メンステでMC中に水を口に含んでほっぺをぷくっとふくらます大貴が見える」

「メンステでちくたく前暗がりの中ベースの準備をする光くんが見える」

 

いや全然伝わらない。前の双眼鏡持って行けばよかった!比較すればよかった!でも想像してください…東京ドームの3階席から、メンステで水を飲んでふくらむ大貴のほっぺの動きが見えるんですよ…?あぁそのほっぺにかぶりつきたい!!!!!!

 

話がそれました。

双眼鏡の使用感について話を戻すと、よかった点だけでなく私にとってはあいにくな点もあった。※あくまで個人的な感想です。

①振動に弱い?

これは席によりけりだとも思う。私は1列目着ブロだったのだが、2列目以降は着ブロではなかった。つまり後方の皆さんは飛んだり跳ねたりするということ。常に座っている1列目に伝わってくる振動が半端ではない。曲が盛り上がれば盛り上がるほど双眼鏡の中のメンバーも跳ねに跳ねた。

②まつ毛邪魔?

前の双眼鏡の時には感じたことのなかったまつ毛問題。前述のとおり慣れてくれば回避できるのだが、慣れるまでに時間がかかる。電気屋で試したときは気にならなかったんだけどなぁ。まつ毛が邪魔にならないように接眼部分が伸縮するタイプだったのだが、なぜか相性がよくなかった。

 

あとは、たぶんすごく重い。今回は着ブロのため膝の上に置くことができたのでまったく気にならなかったが、人によっては首がもげるかもしれない。(それはない)

 

さて、肝心のありやまはというと…

ドームにおけるステージ演出が予測できず満足に見られなかった。

 

私ってばPON☆KOTSU

 

ちなみに私が購入した双眼鏡はこちら↓

 

 

 

 

繰り返しになりますが使用感や満足度には個人差があると思いますので、話半分程度に受け止めてくださいね。まつ毛は大切にね。